線が細い人の日記

うつ病を患い無職→社会復帰→再びうつ気味

婚活パーティーに参加した①

他人の嫁になってしまった人にいくら執着しても仕方がない。

失恋した話 - 線が細い人の日記


外部研修に行った際、同じグループ内で雑談をしていた。各人の家庭の話になり俺は独身で…と話したところ、場が凍りついた。晩婚化だ、独身が増えていると言っても、やはり30代後半で未婚だと周囲の反応は冷たい。今まで気が進まなかった婚活パーティーに参加してみることにした。気が進まなかったのは、自分の望んでいた出会い方ではない先入観みたいなのがあったからだ。

 

登山ばかりするようになって、秋冬用の普段着が全然手元になかったので、ネットのアウトレットセールで一通り買い揃えた。タトラスのダウン 、オーサムレザーのゴートスエード ライダース、インコテックスのウールパンツ、アイスブレーカーのリアルフリースなどなど。骨格診断、パーソナルカラー、学生時代のショップアルバイトなどなどありとあらゆる知識と経験を注ぎ込み、現状でこれ以上望めないようなレベルで自分の印象を上げてくれるような洋服を一気に買い揃えた。流石にそこそこのお値段の服は質感もシルエットも良く、馬子にも衣装と言うべきか、いつもは疲れ切った冴えない自分が見違えって見えた。

 

初めて申し込んだパーティーは市内の大きな施設が会場だった。駐車場には男女が多数集まっており、期待で気分が高揚した。
人の流れについていくと、部屋の入り口で女性係員に在籍学部を聞かれた。「は?」訳が分からず婚活パーティー主催者からのメールを見せると、「え、これ〇〇大の同窓会ですwこれ、婚活イベントじゃないですよー?w」と小馬鹿にされた態度を取られた。周囲にも失笑され恥ずかしくて慌てて引き返した。何度もメールを確認するが、他に人が集まってる気配のある部屋が見当たらない。広い建物内で迷子になって途方にくれている間に開始時間も過ぎてしまい、気分が萎えてそのままドタキャンして帰った…。

 

次のパーティーはダメ元でキャンセル待ちでの申し込みだったが、開始時間30分前に「割引するからぜひ来て頂けないでしょうか?」という電話連絡を受け急遽参加することに。会場に入って気持ちが萎える。狭い会議室に男女合わせて8人ぐらいが座っていた。自身が想像していたパーティーと全く違っていた。人を見下すつもりはないが、男女とも何だか冴えない。

プロフィールカードを書いて一人5分ぐらいで淡々と当たり障りない話をしていく。まるで面接のようだ。微妙な空気感の中、スタッフはラジカセでZARD「負けないで」を永遠にループで流し続ける。何だか良く分からないうちに終わり、カップリング成立して別室に呼ばれた。相手の女性は30代前半の教員だった。会場近くのカフェで軽く話をした。服装について参加者の中でも一際洒落てて好印象だった、と褒めてくれて無駄な投資ではなかった、と少し安心した。

 

翌週、一緒に紅葉を見に行くことになった。女性は遅刻してきた。それはまだいいとして、車内の会話が何となく弾まない。最初だからこんなものかなと気にしないようにしていたが、会話の区切りでない箇所で相槌を連発するというか、タダ返事をひたすら繰り返すのが鼻についてどうしようもない。自然なキャッチボールが成立しない感じでぎこちない。昼食時に食べている姿をジーッと観察されるように見られ続けるのも、気になった。紅葉を見に行った場所は結構山深い場所で、景色は良く、ドライブとしてもまずまずだったが、シーズンが終盤だったこともあり肝心の紅葉がイマイチだった。

帰り道の車中で女性が「いつもこんな上品な音楽聴いてるんですか?」と聞いてきた。ミラー越しにチラ見した表情で若干ひいてるのが分かった。車の中では普段90年代邦楽やジャズ、ボサノバ、クラシックを聴いている。聴き流しやすい女性ジャズボーカルのプレイリストを作って流していたが、彼女には敷居を高く感じさせてしまったみたい。その後の会話も盛り上がりに欠け、車を降りる際にこれは次はないってことなんだろうなという雰囲気を感じた。帰宅後LINEでお互いにお礼はしたが、その後お互いに連絡することはなく、それっきりで終わった。

 

まぁ、お互いに合わないとこんなものなんだろうな、と気持ちを切り替えて他の婚活パーティーににどんどん申込んでみた。初参加のパーティーであっさりカップリングしたために、これはモテ期が到来したのでは?ぐらいに前向きになっていた。

その後、この思い上がりはあっさり打ち砕かれることになる。