線が細い人の日記

うつ病を患い無職→社会復帰→再びうつ気味

今日は久しぶりに雪が降った。図書館での日課に、ペン字と筆ペンの練習を加えることにした。字がとにかく汚い。これまで事務系の仕事をやってきたとは思えない。

 

最初の職場では報告書も資料もワードやエクセルで作成していたため、自身の字の汚さを感じさせる場面は少なかった。ところが前職では領収書から封筒の宛名、法人税申告書の別表、内訳明細書に至るまであらゆる文書の手書きを求められ、その都度大変恥ずかしい思いをした。

とにかく字が幼い。しかも速くチャラ書きする癖が子供の頃からすっかり身についてしまっている。加えて税理士試験を受験していた時の名残で、チマチマと小さい字を書く。

 

とりあえず中塚先生のテキスト数冊と、ゼブラのサラサクリップ0.5mm、呉竹 美文字筆ぺんを用意して取り掛かってみた。何度も書いているうちに、ひらがなが変な記号のように見えてきて、こんな形してたっけ?と混乱してくる。ゲシュタルト崩壊ってやつかな。

どうも「あ」や「ゆ」などの曲線部分が上手く書けない。最初からテキストを読み直してみると、ペンの持ち方がおかしいことに気付き、付属のシールを貼る。すると確かに稼働域は広がったが、使ったことのない筋肉なのか腕がすぐに痛くなる。我慢して書き続けてひらがなを終わらす。持ち方を矯正してから、今までよりもキレイに書けているような気がした。

次は漢字。これに大変苦戦する。なんせ書き順が滅茶苦茶。何を書くにも一字一字スマホで書き順を調べながらの作業。殆ど全て自分の知っている書き順と違う。中塚先生のテキストには書き順が書いていない。予想以上に大変な作業になってしまった。

疲れてしまったので、今度は筆ペン。こっちはいきなり漢字。やはり作業が難航。最初は酷い出来だったが、慣れてくるとペン字よりも面白く感じた。ただ、筆ペンは中字よりもう少し細い筆ペンの方がいいかもしれない。筆ペンのあとペン字を少し進めたら、力の加減が良くなったのかサラサラと書けた。

かなり集中していたため疲れきった。こんなに反復して同じ字を書き続けたのは小学校の書き方の授業や宿題以来かもしれない。書き方の成績はいつも悪く、もっと字を丁寧に書きなさいと先生から注意を受けていた記憶がある。

 

前職は何もかも上手くいかなかったけど、「大きい声での挨拶」とか、「字をキレイに書く」だとか、社会人としてあるべき基本があなた全然出来ていないよ、ってことを教えてくれた機会だったのかもしれない。

 

呉竹 美文字筆ぺん 中字黒・セリース XT3-10S

呉竹 美文字筆ぺん 中字黒・セリース XT3-10S

 

 

 

30日できれいな字が書けるペン字練習帳 (TJMOOK)

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