線が細い人の日記

うつ病を患い無職に→社会復帰しました。

半月

入社から半月経った。メンタル面に全く問題は生じていない。前職では嫌で嫌で仕方がなかった土曜出勤も「ま、仕方ないや。」で受け容れた。

責任は重いけど、大枠と納期限だけ指示を与えられて、過程や方法に裁量権を与えてくれる仕事のスタイルはやはり自分にしっくりくる。いいテンポで仕事をこなしていると勘も冴えてくる。こういう感覚は前職ですっかり失ってしまったと思っていたけど、どうやら復活したっぽい。 

 

2年前の今時分、前職でも同じように中途採用者として新たなスタートを切った。記憶が無くなる前に、当時の事も書き残しておこうと思う。

 

運悪く、入社したのは四半期決算作業の真っ只中だった。会計士の監査に対応出来るよう、各担当者が作った資料を精査するよう指示が出る。…出来るはずもなかった。会社内部の事は全く分からないし、そもそも会計監査に立ち会ったことなどない。監査法人と自分が勤めていた税理士事務所では、そもそも仕事内容もクライアントの企業規模もあまりに違い過ぎる。上司にはその違いが理解出来ず「今までと一緒だろ!?早くやれよ!」と煽るだけだった。

ボーっとしているわけにいかない。過年度分の資料に目を通す。問題集でしか目にしたことなない程に調理しまくりの法人税別表。一緒に綴じている膨大な決算資料をいくら見ても繋がりがさっぱり分からない。元帳にも目を通す。借方・貸方が一列にプラスマイナスで記載され摘要が書いていない。意味不明。膨大な枚数の伝票まで遡っても何の手がかりも掴めない。どこの何を見ても取引の意味も流れも全く分からない。…こんなことは初めてだった。

周囲は凄まじくタイトな決算スケジュールに追われるように作業しており、上司もヒステリーを起こしている。誰も新人(俺)など相手にしていられない。結局、何一つ出来ずに作業期間が終わってしまい、初っ端から散々な評価を受けてしまう。

日を重ねるにつれ、中途採用者が対応出来ないような仕事のあり方や環境であることに気付き始めた。基礎の基礎から積み上げてかないと何一つ作業が出来ない。例えば会社の製品の製造過程を知らないと仕訳一つすら切れない。上司に基礎から教えて欲しい旨を伝えると「中途採用者なんだから新卒と同じ扱いは出来ない。」「試用期間内で結果を出してもらう。」と話がまるで通じなかった。

 

スタートから半月で絶望的な気持ちになった。それまで実務でやってきたことや感覚が何一つ通用しない。体は疲れ切っているはずなのに、不安と恐れから夜眠ることが出来なくなり、日に日に消耗していくようになる。

 

今、思い出してみると、この時点で既に適応障害を起こしていたように思う。