線が細い人の日記

うつ病を患い無職に→社会復帰しました。

もういいんだ

以前ここで書いた通り、スキーをやめることにして道具を全て処分した。

hyusen.hatenablog.com

 

一部の道具に関しては、10年以上ヤフオクで出品していて見たこともないぐらいのウォッチリスト数とアクセスを記録した。状態や年式を考えれば満足のいく価格で落札してもらえた。

 

いつも部屋の一角を占拠していた道具が消えてガラーンとしてしまった。…寂しいな。今の時期、金曜の晩になると辺り一面カスだらけになりならワックス掛けを繰り返していたっけ。今シーズンは暖冬で雪が全然ないみたいだけど、この時期ならとっくに初滑りは済ませていたなぁ…。

 

やめるにはいいタイミングだったかもしれない。今自分を取り巻いている状況が大きく変わってきている。2年前の冬、メンタル不調に陥って心身ともに準備不足のままシーズンに入ってしまった。結果、両膝を痛めてしまい完治しないままだった。寒くなってから一層違和感を感じるようになっている。中途半端な状態でしか滑れず回数もこなせないのなら、思い切って足を洗うのが正解だろう。

 

昔、嬉しそうにスキーの話をする度、周囲の人間が呆れ返っていた。特に周囲の大人は「…○○君(俺)、そんなことしていていいの?」「若い間にもっと勉強した方がいいんじゃない?」と言っていたっけ。

彼らにとってウインタースポーツはレジャーであり、年に2、3回も行けば十分過ぎる、という認識なのだ。社会人になってこれだけ毎週没頭できる趣味を他人から否定される覚えはない、そう思っていた。

しかし今思うと指摘の大半は正しかった。ワープアな身分で嗜むような趣味でもないし、早く目線を変えるのが正解だったんだろう。

 

もちろん、滑りに行くと最高に気持ちいいよ。何にも代えがたい程に。寂しい話だけど、12年もセックスしていない俺にとって、ロッカー板を履いて新雪の上で味わう浮遊感が最高の快感であることは間違いなかった。

おまけに冬は灰色の空が支配する裏日本に住んでいる。ウインタースポーツの趣味の有無では冬を迎える気分も、週末の過ごし方も全く違うことは重々承知している。でも、もういいんだ。

 

惜しむべきは、今回手放した板やウェアで写真を撮っていなかったことだろう。過去一番のお気に入り達だった。それらを身に着けたカッコいい姿をせめて一枚だけでも記念に収めておきたかったな。

 

 

ところで、社内報の自己紹介欄に載せる適当な写真がなかったので、4年前キレイにシフティを決めた奇跡の一枚を使ったら、とんでもない反響があった。「カッコいい!」「今のスキーってこんな格好でやるものなの?」

…みんなイケてない私服姿の写真を使うものだから余計に目立ってしまった。根掘り葉掘り聞かれるとちょっと辛い。でも、あえてやめたことに触れずに当たり障りなく流すのが大人の対応かもしれない。まぁ、これだけでも10年やった価値はあったと考えよう。