線が細い人の日記

うつ病を患い無職→社会復帰→再びうつ気味

闇が深い

先日、俺の歓迎会があった。歳下の同僚達から恋愛話や過去の職歴などについて質問責めに遭う。前職をうつで退職したことは伏せ、その他を冗談混じりに自虐的にお伝えしたところ、「○○(俺)さんって闇が深いですね…。」「僕だったら、生きていられない。」などとドン引きされてしまう。…やっちまった。

不幸自慢して他人の同情を買いたいわけでもないし、飲み会の雰囲気をぶっ壊したかったわけでもない。20代前半からここまでに至る自分を話していると、何でこんな暗く悲しい話まみれなのか俺だってよく分かんないよ。以前は、自分をよく見せるためにウソばかりついていたけど、最近は見栄を張るのもアホらしい。ただ、もう少し気の利いた返しが出来なかったものか…。

 

2次会はカラオケだったようだけど、空気も読まずに断固拒否して参加しなかった。

こもっていて全く安定しない自分の声が大っ嫌いだ。国語の授業中に教科書を朗読した際、無神経な担任教師に「レコードが壊れたような声を出すな。」とからかわれ、クラス中の笑い者にされた。加えて超絶な音痴であり、音楽の時間は苦痛で仕方がなかった。

ここ十数年、邦楽を全く聞いておらず何の曲が流行ったのかマジで知らない。おまけに最近は病んでいたこともあってネイチャーズサウンドやヒーリングミュージックに手を出していた。…こうやって世間から離れてしまうような原因を自ら作ってしまっているのだろう。

 

 

会社からとある難関資格を取得するように指示が出た。のんびり構えてられるほど試験まで期間が無い。市販問題集では間に合わないような試験。通信講座を受講することを決めるが、全く金が無い。預金残も僅かだったのに車検代などの支出が次から次へと重なった。試用期間中は時給1000円にも届かない。住民税や国保の支払がまだ残っており、かなり厳しい。預金残が一時期千円単位にまで減った。たまらずヤフオクで普段着などを次々と手放し、ギリギリの綱渡り状態が続いている。あまりにも手放しすぎて冬のオシャレ着がなくなった。どーすんだこれ…。

最終手段として教育ローンに手を出す。審査は通って早速教材が送られてきた。貯金もなく借金持ちか。大変なことになったな。

 

社会復帰はしたけど、金が無さ過ぎて身動きがとれない。酒も飲まないしタバコも吸わないし健全そのもの。それでも、ここまで至るのに大変な思いをしたせいか、悲しいとか寂しいとか感覚がすっかりマヒしてしまっている。前向きでもないけど淡々と現状を受け入れている、そんな今日この頃。